エコトイレ
朝起きてから寝るまで、毎日無意識に使っているトイレ。
昔は汲み取り式の“ボットントイレ”が主流だった古き良き日本も、
現在は水洗トイレがほとんどで、なおかつウォッシュレットも一般家庭にまで普及しています。
まるで水が余っているかのようですが、それでも日本は水輸入国。
世界人口63億人のうち、12億人が安全な飲み水を手にいれられずにいます。
そして、30億人が劣悪な生活環境の下で暮らさざるをえない状況にある中で、
文字通り「湯水のように」水を使ってしまっているんですね。
新聞などの報道によると、2025年には地球人口のうち27億人が水不足に苦しみ、
水が石油並みの価額になるといいます。
こうしたエコな視点を取り入れてからは、大小レバーをキチンと使い分ける、
タンクに水入りのペットボトルを沈めて流れる量を減らすなど、
節水のために地道な努力を続けている人もいることでしょう。
ところが、最近はトイレ本体がすでにエコ使用の製品が登場しているのです。
ひとつは、下水道や排水溝がないところでも設置可能な「自己完結型水洗エコトイレ」。
天然の杉チップの中に存在する微生物の働きでし尿を処理するため、
無汚泥、無排水で汲み取りの必要もなく、処理水をトイレ用水として循環させて再利用するものです。
下水を流さないため、水資源の大幅な節約につながります。
もうひとつは、水自体全く使用しない「バイオトイレ」です。
便槽の中入ったオガクズなどの木片が、糞尿を跡形もなく消してしまうのです。
糞尿の成分はほとんどが水分で、水分の含有率は90%~98%ともいわれています。
その水分をオガクズに保水させて加温し、スクリューで撹拌しながら蒸発させることで、
匂いを発生することなく蒸発させるという仕組み。
さらに、残った約10%の固形物は微生物が分解するため、消えたようになくなるんですね。
使用後のオガクズはコンポストとして活用し、堆肥にすることも出来るのですべてが地球に還元できます。
水を使わないため、災害でライフラインが断たれた後も災害用トイレとして大活躍。
寝室で介護用トイレとして活用することもできます。
家の建て直しやリフォーム、トイレの増設を考えるときは、
ぜひこうしたエコトイレも要チェック。
トイレは家族全員が毎日頻繁に使うもの。
エコロジーはエコノミーですから、大幅な節約にもつながりますよ!
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